無在庫販売で儲からない人は何が悪いのか?損失パターン解説

2021年12月1日

無在庫では、基本的に売れてから商品を仕入れるため、その取引で損をすることはありません。しかしながら、確率としては高くないですが、いろいろなパターンで損をする可能性があります。なぜそんなことになってしまうのか、考えてみたいと思います。

ツール代の赤字

無在庫販売では在庫リスクはありませんが、在庫・価格改定のためのツールが必要になります。
月数万円ほどですが、これを上回る利益がでなければ儲からない=赤字になることがあります。

儲からない=売上が立たないのは商品選定が原因です。

価格設定ミス・価格高騰・キャンセルなどのパターン

価格設定ミスはサイズによる送料差額の場合が多いです。
ツールによってアマゾンの価格帯ごとにいくら利益を乗せて販売するか設定するタイプがあります。

例)
アマゾン価格     出品価格
1円~9999円 → アマゾン価格×1.1+1000円
(アマゾンの価格に10%上乗せして1000円を足す)

商品サイズが160とかだった場合、送料無料で設定していたが、実費送料が2000円かかった場合。
その場合、マイナスになることがありうるということです。
価格設定ミスになります。

ウリタスではサイズを読み込んで送料設定も行うため、基本的にマイナスになることはありません。基本的にと表現したのは、稀にアマゾンのサイズが誤っていることがあるからです。

価格高騰に関しては、お客様から注文が入った後でアマゾンの価格が上昇してしまうパターンです。お客様の注文を受けて、すぐにアマゾンに注文ができるとは限りませんので、どうしても損をする可能性が出てきます。場合によっては店舗都合でキャンセルすることは可能です。

キャンセルに関しては、アマゾン注文後にお客様からキャンセル依頼があった場合のことを指します。基本的に手配済みのお客様都合のキャンセルは受けないショップが多いですが、どうしてもキャンセルしなければならないケースも出てきます。
その場合、アマゾンに返品をする形になるので、送料負担などが発生します。
これが損失のパターンです。

注文できない、アマゾンからキャンセルされる

注文できないというのは、一時的に在庫切れという表記でいつとどくかわからないケースや最小注文個数が設定されていて、注文できたとしても在庫になってしまうパターンです。
これらはシステム上で判断することがでできません。

最低注文個数は安い商品に多いので、それを扱わなければ避けられます。
一時的に在庫切れはどうしようもないので、他のショップで見つけたり、実店舗で探したりします。

黒字倒産パターン

黒字=儲かっているのに倒産してしまう。
それはどのような場合でしょうか?

それは期日の支払いができないことによって起こります。

例えば、クレジットカード。仕入れ代金をクレジット決済して、支払いの用意が間に合わないからリボ払いに、何てことをしていませんか?

一度リボにしてしまうと、残高は毎月増えていきます。
そして、支払いに限界が来て、クレジットカード代金の支払いができず、ブラックになってしまうのです。

そもそも問題は、支払いの用意が間に合わないこと。
すなわち、キャッシュフローの管理ができていないことに原因があります。

統計情報(朝レポ)の売上だけでなく、精算明細も見るようにしよう

こちらの図は、入金ベースをグラフにしたものです。
前月と比べて入金ベースではどのくらいかを比較することができます。

統計情報の売上には、キャンセル分・未入金分などの売上はマイナスされません。
したがってクリスマス時期や今のコロナウイルスの影響などで、在庫が安定せず、キャンセルなどが発生する場合、売上だけを比較していると、変化を見落としてしまう可能性があるのです。

支払い期日に払えないという事態は無在庫販売では緊急事態です。
すぐに収支を見直す必要があります。

その場合はぜひ入金ベースで管理するようにしてみてください。

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