中国輸入リサーチの際、売れていることより重要なこと

2025年4月10日

リサーチをしていると、どうしても売れている商品に目が行きがちです。
ランキング上位だ!レビューも多い!24時間以内に売れている!
しかしながら、中国輸入のリサーチでもっと重要なことはライバルの数です。
ライバルが多ければ遅かれ早かれ価格が崩れていきます。

いま、一番売れている店舗は1,480円(送料無料)

今回は例として「かかと削り」をご紹介します。

ドラッグストアとかで売ってそうな商品です。

レビューもたくさんついていて、平均4.57と非常に良い商品ということがわかります。

原価は?

原価は5.8元。1元21円で換算すると、122円ほど。
送料や関税等を加味しても、200円以下に収まります。

利益の計算式

販売価格ーヤフショ手数料ー送料ー原価=利益
1,480円*0.9-253-200=879円

0.9はヤフーショッピングの手数料を10%と仮定して計算。
発送はSTOCKCREWのネコポス253円。

1件売って879円ですから、非常に利益率の良い商品に見えます。

ライバルの状況は?

ライバルはパット見ただけで7店舗。

価格は以下の通り。

630円
690円
695円
740円
850円
860円
890円

価格差が2倍以上も開いているのです。
630円で販売したとすると、先ほどと同じ計算式で114円の利益。

この1,480円の店舗はまだ売れていますが、だんだんと売れなくなり、値下げを余儀なくされることが予想されます。

新しく商品を扱う場合は、いまライバルが何店舗いるかは把握しておくようにしましょう

私もこれまでに扱ってきた商品の中で、急に売れなくなったな・・・と感じることがありました。
その場合は、市場(主にライバル)に変化があったということです。

市場の変化を捉えるには、比較することが大事。そのために商品リサーチの際にライバル店のチェックもしておくのです。

ライバル店も売れなければいつか在庫処分をしなければならない。そのときに起こるのはさらなる値下げ競争です。

発注数を増やしたとたん、ライバルが急増

ヤフーショッピングで全体順位が5,000位くらいの商品を扱っていました。
メインキーワードを少しずらして売っていたので、競合もなく独占状態でした。

しかしながら、単純に中国から仕入れをして売っていただけでしたので、誰にでも真似ができる状態でした。

1688.comでは購入数量ごとに割引が設定されている店もあります。
ちょうど、1,000個仕入れすると割引になる商品だったため、まとめて購入をしました。

その後、ライバルが出現し、価格勝負で顧客を持っていかれました。
そのライバルはすでに撤退。その後も多くの店が出現しては撤退を続ける始末。
私のお店では粛々と販売を続けています。

商標を取るなり、差別化しないとヤフショで長ーく売っていくことは難しいということがわかる事例ですね。

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