中国から輸入する際の関税・消費税の支払はリアルタイム口座振替を利用しよう
今回は、海源物流株式会社の例を使って説明をしたいと思います。
海源物流株式会社では、2024年2月1日請求分から、輸入通関税金立替料1,400円(非課税)を徴収しています。このお知らせには「但し、リアルタイム口座をお持ちの場合は必要ございません。」と記載されています。
輸入のたびに立替料が発生するのはもったいないので、さっさとリアルタイム口座の申請をしましょうということです。
海源物流の場合、メールで請求書が届き、振込するのが普通の流れ
海源物流の場合、通関とほぼ同時くらいに請求書がメールで届きます。
メールが届いたら、数日以内に振込必要があります。
請求書の中身はこんな感じです。
4項目に輸入通関税金立替料/検査料 1,400円と記載されています。
海源側が一時的に立替をしているため、それに伴う費用ということです。
リアルタイム口座の申請をすれば、この1,400円の削減になります。
リアルタイム口座の申請(法人の場合)
リアルタイム口座申請にあたり、まず輸入者符号取得というのが必要になります。
しかしながら、法人の場合は、法人番号(国税庁法人番号公表サイトで確認可能)で代用できます。
法人番号を用意したら、次は輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社の掲示板に行きます。
※NACCSは、貿易関連の行政手続きと民間業務をオンラインで行うシステムです
NACCS掲示板 (※クリックでページを開きます)
リアルタイム口座振替方式について対象の金融機関や利用方法、申し込み方法が記載されています。
対象の金融機関をチェック (※PDFが開きます)
信用金庫を希望の方はこちら (※PDFが開きます)
この一覧に掲載されていない金融機関は対応していないためリアルタイム口座振替の利用はできません。
3.リアルタイム口座の利用方法 の部分が具体的な手続きの方法です。
右側にどのくらいの日数がかかるかの目安を記載しておきます。
(1) 対応金融機関の口座開設・コード取得 ⇒法人番号でOK
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(2) webフォームから利用申込 6月2日
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(3) 提出書類を印刷、押印等のうえNACCSセンターへ郵送 6月4日
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(4) メールで登録完了通知を受理 7月10日
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(5) 輸入通関業務等を外部業者(通関業者等)へ依頼する場合は、外部業者に口座情報を連絡
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(6) 輸入申告等の際に「納付方法」欄に「R」、「口座番号」欄に計14桁の口座情報を入力
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(7) リアルタイム口座からの納付完了
金融機関にもよりますが、一か月弱はかかるかと思います。
不備があるともう少しかかります。
使う可能性がある場合は、早めに申請をしておきましょう。