Amazonダメージ品の転売について
アマゾンに返品されて、アマゾンが処分に困っている商品を仕入れしてメルカリなどで販売するのがアマゾンダメージ品転売です。
既に一度売れて返品された商品だから目利きが必要なく、利益が出せるという方法です。
そのサービスを提供する側は「簡単に儲かる!」ような説明をしてきますが、現実はそう甘くありません。
昨年の9月から取り組み、10か月実践してようやく結果がわかりましたので、シェアしたいと思います。
コスメボックスを66,000円(税込)で仕入れ
商品はランダムに入っています。
販売価格で約150,000円の商品が66,000円で仕入れができました。
商品数は60点ほど。
ジョンマスターオーガニック
ヤーマン
資生堂
シャネル
ブルガリ
など様々な商品が入っていました。
高額なものでは、光脱毛器や美顔器も入っていました。
2021年9月から2022年6月までの利益額は?
ズバリ!!
0円です。(詳しく言えば、数百円のプラス)
約7割の商品を販売しました。
10か月もの時間をかけたものの、利益は出ませんでした。
なぜ利益が出なかったのか?
売れるような商品状態ではない
化粧品(期限の記載ないもの)は3年の期限があります。
明らかに10年以上経過しているものも多々ありました。
調べるだけで一苦労。
使用期限が容器に明記されているものもあり、フリマアプリでも出品不可でした。
そのほか、内容量がほぼ残ってないものも含まれました。
フリマアプリで販売する時点で商品単価が下がる
約15万円というのは、あくまでもアマゾン基準の新品価格です。
感覚的にわかると思いますが、フリマアプリでは同じ新品であっても当然価格は下がります。
認識的には、20%引いて、約12万円の感覚だと思います。(これでも良い方)
必要コスト
フリマアプリで販売をする時点で、販売手数料と送料がかかります。
すべてを12万円で販売したとすると、12,000円の販売手数料。
送料は1件平均500円とすると、30,000円。
モチベーション
60商品の相場を調べて出品する。
JANコードがない商品もありました。
最初は有名どころの商品からスタートしますので、問題ないのですが、
徐々に面倒な商品のみが残ることになります。
1商品の出品に10分かかるとすると、10時間かかります。(時給1,000円として10,000円)
・商品の判別(JANがない商品も多いです)
・商品名
・写真
・商品説明
そもそもの期待値
12万円相当の商品を6.6万円で仕入れ、
販売手数料、送料、出品に関わる時給を計算すると、
利益が2,000円となります。(2,000/66,000=利益率3.33%)
これに発送の手間やアプリのやり取り、価格の調整など様々な手間がかかります。
マイナスにしかなりません。
アマゾンダメージ品転売の結論
リスクリターンが合っているとは言えず、手を出すべきではないと思います。
ダメージ品を提供する側は、それを販売した時点でいくらか利益が出るのでしょう。
これをエサに高額な塾への加入を求められる場合もあります。
どうやっても塾代の回収はできませんので、くれぐれもご注意ください。
商品の届く箱も160サイズに近いサイズで、家においておくともれなく家族のクレームに合います。。。